この前いったピンサロ嬢、あそこのにおいが半端じゃなかったよ… ひとでなしとの恋愛―野蛮人との恋愛〈2〉 (キャラ文庫)

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ひとでなしとの恋愛―野蛮人との恋愛〈2〉 (キャラ文庫)

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レビュー総合評価ポイント:5
- 菅野彰さんはBLだけじゃもったいない！ ★★★★★(5) 意味のないプライドから、大切なモノを捨てた守。
  人を傷つけるのが怖くてしょうがない唯川。
  ２人の不器用な生き方がせつなかったです。
  私は玲子の言った
  「あんたが変わることはないのよ。許してくれる人といればいい」
  この言葉がとても印象に残っています。
  人間は自分を認めてくれる人を探して、でもいなくて傷ついて。
  ２人はお互いを許しあえるけど、その姿がせつなかったです。
  お互い同じ所が欠けていて、それを補ってくれる人と居るのがいいのかもしれないけど、やっぱり２人は一緒じゃなきゃだめなのかなぁって思いました。
  続きが楽しみです★
  そして、菅野彰さんにはＢＬ以外で書いて欲しいし、なんでＢＬでやっているのかなぁ？って思います。
  こんなに人の弱さや心の闇を書けるのにすごく勿体ない気がします。
- 泣きそう ★★★★★(5) 菅野さんの作品はどこかもの哀しくてしみじみ暗くひたれるお話が多いのですが、
  この話も主人公たち二人がどんよりと暗闇の中に漬かっている感じです。
  ふたりがお互いにほんのちいさな光を感じられたらいいな、と思い始める、そんなお話だと思います。
- もっとたくさんの人に読んで欲しい本 ★★★★★(5) 菅野さんの一連の本を読むきっかけになった本です。
  切なくて、胸をぎゅーっと掴まれるような、泣きたくなるような
  そういうお話。
  不完全な人間が、なんとか自分を騙しながら生きていて、
  だけど少しずつ弱さから逃げることをやめて歩いていこうとする
  彼らの姿に、身をつまされて悶えてしまうこと必至。
  守の元カノの玲子さんは最高です。
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販売元:徳間書店
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